物見山(ものみやま)から
高麗(こま)神社【埼玉県】

一等三角点から歴史の郷へ 地図読みの練習にもなる

練馬山の会/東京 玉林定治郎


物見山(ものみやま)から
高麗(こま)神社【埼玉】

一等三角点から歴史の郷へ 地図読みの練習にもなる

練馬山の会/東京 玉林定治郎

 西武秩父線の高麗駅下車、日和田(ひわだ)山を目指す。岩場の多い男坂と女坂がある。岩場といっても危険な箇所はない。時間的にはどちらも大差ない。金刀比羅神社の前で合流するが、眼下に巾着田を見下ろし展望がよい。

 社殿の裏を登ると日和田山頂上で東側の展望がよく、筑波山も見える。北西に下りて高指山<たかざすやま>から舗装道路をしばらく行くと茶店がある。ここも西方向の展望がよく、奥多摩の山々が見渡せる。再び山道に入りしばらく登ると物見山に着く。一等三角点は東の林の中にある。

物見山の山頂でくつろぐハイカー 物見山の山頂でくつろぐハイカー

 ここからは、道は明瞭だがハイキングコースではないので、道標はない。三角点から北に下り、舗装道路を右に行きガードレールがなくなった所から左に入る。この後の下りにはかなり急な箇所もあるので注意しよう。330m地点から右に下りる。

 「新所沢線69号」という送電線巡視路の標識がある。下り口は道がはっきりしないが、すぐ明瞭な道になる。平坦になった所が白銀平で、やや広い道を右に行くとゴルフ場の外周道路に出る。ここから舗装された道を歩いて高麗神社に着く。

 高麗神社は高麗王・若光(じゃっこう)を祀る神社で、高麗の郷は続日本紀によれば716年に若光と共に入植した1799人の高麗人が開拓した所で、巾着田もその遺跡である。近くの聖天院(しょうでんいん)も751年創建の真言宗の古刹で一見の価値がある(拝観料300円)。

 このルートは舗装道路を歩く距離が長いのが難点だが、1300年の歴史を偲んでいただきたい。

高麗神社で、1300年前の高句麗に思いを馳せて 高麗神社で、1300年前の高句麗に思いを馳せて

 情報・アドバイス

参考タイム 今畑登山口>50分>笹峠>60分>近江展望台>50分>最高点>10分>山頂>20分>お虎ケ池>70分>汗拭き峠>20分>落合>10分>今畑登山口
交通 名神高速道路 彦根ICで下車、国道306号線を南下し、久徳で地方道17号線で落合に向かう。落合手前の霊仙山への登山道の表示あり。民家はなく、倉庫風の建物が川沿いにある。
問合せ 米原市役所商工観光課0749-58-2227 榑ケ畑登山道の汗拭き峠から落合(多賀方面)の通行可否については観光課に問い合わせること。
アドバイス 残雪の多い年にはワカンが必要、露岩などが多いのでスノーシューは不利。悪天時はホワイトアウトするので注意すること。
2万5千分の1地形図 霊仙山、彦根東部
出典 登山時報 2015年2月号

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