2つの頂を結ぶ縦走で
360度の展望を楽しむ

支笏湖と洞爺湖を望む
【徳舜瞥山(とくしゅんべつやま) 1084m】

百松山岳会/北海道 今野 平支郎


2つの頂を結ぶ縦走で
360度の展望を楽しむ

支笏湖と洞爺湖を望む
【徳舜瞥山(とくしゅんべつやま) 1084m】

百松山岳会/北海道 今野 平支郎

 徳舜瞥岳は、支笏(しこつ)洞爺(とうや)国立公園の真ん中に位置し、展望第一級の山だ。家族連れや、近くの温泉にくる観光客も気軽に登っている。ガイドブックには「ホロホロ・徳舜瞥」と、並べて紹介されているのが多い。事実、徳舜瞥山とホロホロ山は双子の山のように仲良く並んで鎮座している。2つの山頂を結ぶコースも整備されている。

 公共交通機関は電車もバスも適当なのがなく自家用車を用いる。札幌からは国道230号線の中山峠経由か、または支笏湖経由が便利だ。どちらも時間に大差はない。

 

登山ポストのある徳舜瞥山の登山口登山ポストのある徳舜瞥山の登山口

 大滝区に入る入り口の左側に三階ノ滝がある。山沿いにアスファルト道路を進むと左側にキャンプ場があり、登山口の案内板がある。これに沿って進むと終点に20台は停められる駐車場がある。ここが登山口で登山届けの箱がある。ここからは徳舜瞥山の三角錐の見事な頂上が望まれ、胸が躍る。

 登山口からしばらくは荒れたゴロゴロの石原の沢筋を登る。沢筋を過ぎると少しましな登山道になり、まもなく尾根筋にたどり着く。見晴らしが良くなり、夏だと涼しい風が吹くだろう。また大きな石ころのジグザグを切った道になるが、頂上近くになると背の低い這い松が生えて、千mを超えたことを知らせてくれる。

 頂上は切り立っていて、高度感がある岩場になっており、ちょっとした高山の頂に立った気分を味わえる。東には、支笏湖、樽前山(たるまえやま)、恵庭岳(えにわだけ)。南の倶多楽(くったら)湖には、遠く太平洋が光る。西には洞爺湖などと360度の展望を楽しめ、支笏洞爺国立公園の真ん中にいることを実感できる。ホロホロ山は指呼の間にあり道も明瞭に見えるので、往復するのもいい。

登山口からの徳舜瞥山の勇姿、ホロホロ山は左後方に重なる登山口からの徳舜瞥山の勇姿、ホロホロ山は左後方に重なる

 情報・アドバイス

参考タイム 登山口>60分>尾根>60分>頂上>90分>登山口
アプローチ 公共交通機関はない
大滝区道453号から86号へ入り三段滝公園向かいの道を約10分上がり、案内板から左折約4分
問合せ 伊達市観光課0142-23-3331
伊達市大滝区 大滝総合支所 0142-68-6111
胆振(いぶり)総合振興局0143-24-9900
温泉

登山口の大滝村は温泉で有名、第1・第2名水亭、ホロホロ山荘 ともに¥800
電話:0142-68-6677

2万5千分の1地形図 徳舜瞥山(とくしゅんべつやま)
出典 登山時報 2015年4月号

 ミニマップ

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