名瀑「養老の滝」から登る
養老山 859m(岐阜県)

木曽三川(きそさんせん)と濃尾平野を見下ろす絶好の展望台

高槻勤労者山岳会/大阪 三鍋 敏郎


名瀑「養老の滝」から登る
養老山 859m(岐阜県)

木曽三川(きそさんせん)と濃尾平野を見下ろす絶好の展望台

高槻勤労者山岳会/大阪 三鍋 敏郎

 揖斐(いび)、長良(ながら)、木曽の木曽三川が流れる広大な濃尾平野の西を区切って屏風のように連なる山並みが養老山地だ。

 平野部に向き合う東面は急峻で、流れる水が酒に変わったという孝子伝説にちなむ名瀑「養老の滝」がある。ここでは山地の中核をなす養老山、小倉山、三方山へのベストルートを紹介する。

 レトロな趣のある養老鉄道養老駅から西の養老公園へ。園内を流れる滝谷右岸の道路を上がっていくと、落差32mの端麗な「養老の滝」に出合う。

密生していたササはシカによる食害で衰え、植生が一変してしまった(小倉山への登り) 密生していたササはシカによる食害で衰え、植生が一変してしまった(小倉山への登り)

 これを眺めて左岸に移った道をさらに行くと滝上の駐車場に出るので、ここの管理事務所に登山届を出す。その先の林道分岐を左折すると養老山登山の案内板がある。

 しばらくして現れる標識に従って滝谷上流を渡り、右岸尾根の取りつきへ。ここからは照葉樹林の中をジグザグの急登が続くが、休憩ベンチのある尾根上に出ると登りは一段落して周囲の景観も開けてくる。

 やがて「三方山1分」の分岐標識が現れる。三方山は濃尾平野の広がりを一望する絶好の展望台。ぜひ寄っていきたい。往路を分岐まで戻ってリョウブの美しい森に続く登山道を西へ進むと、笹原峠に達する。しばらくの登りでアセビの群落が散在する開放的な高原が現れ、ドーム状のコブをひと登りすると小倉山山頂だ。

 ここからの展望もよい。ベンチや東屋もあるので昼食場所に好適だ。一等三角点がある養老山へはアップダウンの続く主道から「養老山頂」の標識に従って枝道を登り、わずかな時間で到着する。帰りは往路を戻る。

登山口の養老公園から見る養老山地の山並み 登山口の養老公園から見る養老山地の山並み

 情報・アドバイス

参考タイム 養老鉄道養老駅>40分>滝上の駐車場>15分>尾根取りつき>50分>三方山・笹原峠の分岐>1分>三方山>15分>笹原峠>20分>小倉山>20分>養老山>70分>滝上の駐車場>30分>養老鉄道養老駅
交通 養老鉄道養老駅下車 
自家用車の場合は大垣I .C.から国道258号線を南下し、「養老公園」の標識に従う
問合せ 養老町観光協会 TEL:0584-32-1108 
養老鉄道 TEL:0584-78-3400
温泉

養老温泉ゆせんの里
TEL:0584-34-1313
¥700(土日祝 ¥800)
8:00〜22:00 第4木曜定休
※第4木曜日が祝日または風呂の日(26日)の場合、前日が定休日

2万5千分の1地形図 養老
出典 登山時報 2015年6月号

 ミニマップ

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