静かな山行のできる
マイナーなローカル低山

静岡市駿河区の最高峰をめざして
【飯間山】(はんまやま)静岡県

ナチュラルマウンテリングクラブ / 静岡 海野 美春


静かな山行のできる
マイナーなローカル低山

静岡市駿河区の最高峰をめざして
【飯間山】(はんまやま)

ナチュラルマウンテリングクラブ / 静岡 海野 美春

 静岡市の丸子地区の北側に連なる300mから500mほどの山々の丸子アルプス。展望が乏しく起伏も厳しいので人気はいま一つだが、その中に飯間山はある。

 道の駅・宇津ノ谷(うつのや)峠に車を置き、まずは蔦の細道を在原業平の歌碑のある峠に向かう。峠から富士山がきれいに見える。北側の稜線に取りつき、ひと登りすると昭和トンネルの排煙装置の大きな建物がある。その脇を通り、車道を少し下ると、右手に飯間山への小さな道標があり、杉林の急斜面を下る。歴史上二番目の峠、豊臣秀吉が作らせたといわれる切り通しだ。道が荒れているが、反対側の切り立った斜面を登る。さらに進み、ロープのあるアップダウンの道を進んでいくと279.4m。その後もアップダウンを繰り返し、竹林ややせ尾根も通り抜けると、はっきりした分岐にでる。

数カ所あるロープの張ってある登山道 数カ所あるロープの張ってある登山道

そこから急登を登りきると412.3m。杉木立の下に新東名のSAが見える。遠くに大無間山(だいむげんざん)、その奥に南アルプスも見える。鉄塔を過ぎ山頂部を進んでいくと小さな広場になっている飯間山山頂に着く。展望はない。来た道を下りきった所のはっきりした分岐まで戻って、細い左手の道(丸子(まりこ)道の駅の道標あり)に入り、旧東海道の面影を感じられる宇津ノ谷の集落を通り道の駅に戻る。飯間山より先は、大鈩山(おおたたらやま)、駿河峰(するがみね)、梵天山(ぼんてんやま)、徳願寺山(とくがんじやま)、佐渡山(さどやま)へと続いていく。

大鈩不動尊、丸子城跡、誓願寺(せいがんじ)、駿府匠宿(すんぷたくみしゅく)など名所旧跡に下るルートがあるので、どこからでも楽しめる(徳願寺からは、徳願寺山、仏平(ほとけだいら)へと周回するハイキングコースがあり、円山(まるやま)展望地からは今までのご褒美のような景色が待っている)。蔦の細道の峠から満観峰(まんかんほう)方面には焼津アルプスがあり、丸子アルプスと繋いでのロングコースも可能。

真ん中の山が飯間山(安倍川にかかる静岡大橋から) 真ん中の山が飯間山(安倍川にかかる静岡大橋から)

 情報・アドバイス

参考タイム 道の駅>15分>蔦の細道の峠>30分>宇津ノ谷峠>100分>ロンショウ>25分>飯間山>30分>分岐>30分>宇津ノ谷集落>10分>道の駅
交通 静鉄バス・中部国道線 静岡駅から宇津ノ谷入口下車
問合せ 静岡市役所054-254-2111
アドバイス トイレ、駐車場は登山口の道の駅にある
2万5千分の1地形図 静岡西部
出典 登山時報 2016年4月号

 ミニマップ

ミニマップ