春にはお花、秋には
紅葉が美しく、子ども連れ
にもやさしい山

短時間で立てる山頂からの眺望がすばらしい【高旗山 968m】

郡山勤労者山岳会/福島 小山 正吉


春にはお花、秋には紅葉が美しく、
子ども連れにもやさしい山

短時間で立てる山頂からの
眺望がすばらしい【高旗山 968m】

郡山勤労者山岳会/福島 小山 正吉

 4〜5月の花の季節には、スミレ、カタクリ、キクザキイチゲ、タニウツギ、ヤマザクラ、ムラサキヤシオ、ヤマツツジなど多種の花が咲き、秋には紅葉と子ども連れでものんびりした山行が楽しめる

 郡山市の郊外から西に望む安積(あさか)山塊と呼ばれる山域の左端に位置し、なだらかな尾根が山頂へと続く端正な姿が目を引く。山名は、源義家(みなもとのよしいえ)が奥州征伐の際に軍旗を高く掲げたとの故事に由来する。県道郡山湖南線・源田湯(げんだゆ)バス停を南に折れ、源田温泉前から林道日山(ひやま)源田線に入る。登山口手前には10台ぐらいの駐車スペースがある。その先に登山口があり「宇奈己呂(うなころ)和気(わけ)神社由緒」と「高旗山ハイキングコース」の案内板と鳥居が立っていて、参道が登山道となっている。

郡山市郊外の多田野からの高旗山 郡山市郊外の多田野からの高旗山

 登り始めはやや傾斜があるが、それを過ぎれば雑木林の中の緩い登りとなる。途中に水場もあるが、渇水期には枯れていることもあるので注意が必要である。水場を過ぎると間もなく高旗鉱山跡からの道と出合い、右に折れる。道幅の広くなった参道を行くと鳥居があり、くぐると間もなく山頂である。

 一等三角点と祠、天測点(てんそくてん)のある山頂からの展望はすばらしく、北から南へ、安達太良山(あたたらやま)、額取山(ひたいとりやま)(安積山)、磐梯山(ばんだいさん)、猪苗代湖の一部や飯豊(いいで)連峰、笠ヶ森山(かさがもりやま)、八幡岳(はちまんだけ)。東には郡山盆地を挟んで阿武隈(あぶくま)の山々が望まれる。

 下山は往路を戻ることになる。山頂から北に入る道があるが、すぐ藪となり、高旗鉱山跡からの道も藪が深くなっていて、どちらも山慣れした人以外はお勧めできない。

 終日の時間は取れないが山の空気に浸りたい。そんなときに格好の山である。

山頂から磐梯山、猪苗代湖の一部を望む 山頂から磐梯山、猪苗代湖の一部を望む

 情報・アドバイス

参考タイム 登山口>40分>高旗鉱山跡コース出合>20分>高旗山>40分>登山口
交通 福島交通 休石(やすみいし)線 源田湯バス停下車
バス停から登山口まで約5㎞、徒歩90分となるので車が便利
問合せ 郡山市役所 024-924-2491
福島交通 郡山支社 024-944-5400
立ち寄り湯 源田温泉 バン源田 024-957-2320 
2万5千分の1地形図 岩代中野(いわしろなかの)
出典 登山時報 2016年8月号

 ミニマップ

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